アインシュタインの光量子論(1917年)
アインシュタインの光量子説第7論文(1917年)を紹介します。以下の訳文は文献1.より引用した。ただし、解りやすくする為に少し改変しています。元の表現はこちらでご確認下さい。
左欄に記入の数字は原論文のページ数です。



“Wien の輻射公式”はこちらあるいはこちらを、“Rayleigh の輻射公式”はこちらの(3)式を参照されたし。

上記 注2) の論文はこちらです。



§1.量子論の基本仮設 正準的な状態分布


§2.輻射によるエネルギー交換に関する仮設


ここは1913年のBohrの原子モデルの考え方を採用している。








§3.Planck の輻射法則を導き出すこと

ここの式変形に付いては前論文の§2.を復習。



上記の“Bohr理論の第2主則”はこちらを参照。
§4.輻射場の中の分子の運動を計算する方法






§5. R の計算





上記の(14)〜(17)式については別稿『アインシュタインの特殊相対性理論(1905年)』を復習。ただし近似がされています。





(14)(15)(16)式の正当性は、別稿『アインシュタインの特殊相対性理論(1905年)』で説明した様に光量子説でも保証されます。





§6.
R の計算






§7. 結 論







参考文献
- 物理学史研究会編「物理学古典論文叢書2 光量子論」東海大学出版会(1969年刊)
本稿は、この中の7. A.Einstein著「輻射の量子論」の引用です。
Einstein, “Zur Quantentheorie der Strahlung”, Physikalische Zeitschrift,
18, 121-128, (1917)
Physikalische Gesellschaft Zu¨rich. Mitteilungen 18 (1916): 47-62
原論文は、下記URLにて閲覧可。これはプリンストン大学のアーカイブスの原本と英訳版のURLです
https://einsteinpapers.press.princeton.edu/vol6-doc/409
- アイヘルブルク、ゼクスル編「アインシュタイン」岩波現代選書(1979年刊)の第7章から
江沢洋著「統計力学へのアインシュタインの寄与」
- A.Pais 著「神は老獪にして・・・」産業図書(1986年刊)
U.統計物理 4.“エントロピーと確率”、 5.“分子の実在性”
Y.量子力学 19.“光量子”、 20.“アインシュタインと比熱”、 21.“光子”
- 吉田伸夫 著「光の場、電子の海(量子場理論への道)」新潮社(2008年刊)
第1章“粒子としての光”−アインシュタイン を別稿で引用。
- 吉田伸夫 著「思考の飛躍(アインシュタインの頭脳)」新潮社(2010年刊)
第4章“光の統計力学を求めて”−量子論 を別稿で引用。この文献のP143〜146をご覧下さい。