アインシュタインの光量子論(1916年)
アインシュタインの光量子説第6論文(1916年)を紹介します。以下の訳文は文献1.より引用した。ただし、解りやすくする為に少し改変しています。元の表現はこちらでご確認下さい。
左欄に記入の数字は原論文のページ数です。

§1.輻射場の中の Planck 共鳴子



上記の計算は別稿『プランクの熱輻射法則(1900年)』3.(1)3.を復習されたし。
§2.量子論と輻射



上記の波線アンダーライン部分の説明の正当性は解りにくいのですが、その様に仮定しないと(5a)式が得られないのでEinsteinはそうしたのだろう。もし上記の2番目の項が無ければ“Wienの法則”になる。



上記のWienの変位則から得られる事に関しては、別稿『ウィーンの変位則(1893年)』5.(1)を復習されたし。

§3.光化学的同等原理に関する注意

参考文献
- 物理学史研究会編「物理学古典論文叢書2 光量子論」東海大学出版会(1969年刊)
本稿は、この中の4. A.Einstein著「輻射の問題の現情について」の引用です。
Einstein, “Strahlung-Emission und -Absorption nach der Quantentheorie”,
Verhandelung der Deutsche Physikailsche Gesellschaft, Bd.18,318-328, (1916)
原論文は、下記URLにて閲覧可。これはプリンストン大学のアーカイブスの原本と英訳版のURLです
https://einsteinpapers.press.princeton.edu/vol6-doc/34。
- アイヘルブルク、ゼクスル編「アインシュタイン」岩波現代選書(1979年刊)の第7章から
江沢洋著「統計力学へのアインシュタインの寄与」
- A.Pais 著「神は老獪にして・・・」産業図書(1986年刊)
U.統計物理 4.“エントロピーと確率”、 5.“分子の実在性”
Y.量子力学 19.“光量子”、 20.“アインシュタインと比熱”、 21.“光子”
- 荒木源太郎 著「原子物理学」倍風館(1963年刊)
この中から第2章3.“光電子”、第4章1.“光電効果”、2.“光子” を引用。
- 吉田伸夫 著「光の場、電子の海(量子場理論への道)」新潮社(2008年刊)
第1章“粒子としての光”−アインシュタイン を別稿で引用。
- 吉田伸夫 著「思考の飛躍(アインシュタインの頭脳)」新潮社(2010年刊)
第4章“光の統計力学を求めて”−量子論 を別稿で引用。この文献のP143〜146をご覧下さい。