Einstein,“U¨ber das Rela¨tivitatsprinzip und die aus demselben gezogenen
Folgerungen”, Jahrbuch der Radioaktivita¨t und Elektronik, vol.4, p411〜462,
vol.5, p98〜99, 1907年12月にアインシュタイン自身が特殊相対性理論を解説した総説論文。
下記URLに原論文があります。
http://www.soso.ch/wissen/hist/SRT/E-1907.pdf
http://wikilivres.ca/wiki/%C3%9Cber_das_Relativit%C3%A4tsprinzip_und_die_aus_demselben_gezogenen_Folgerungen
以下の日本語訳は A.Einstein著(石原純、他3名訳)「アインスタイン全集 第1巻」改造社(1923年刊) より引用した。
第1章、第2章は、1905年6月論文そのままの紹介ですが、整理されて明快に説明されています。特に最初の“各慣性系で測る座標と時間とは何か”が解りやすくて教育的です。式変形そのものは簡略化されていますので別稿を参照しながらお読み下さい。第3〜5章の内容については巻末の石原氏の紹介文をご覧下さい。
ここの説明は解りにくい。この部分は1906年3月にPlanckが改良した証明法を説明しているのだと思います。Planckの証明の詳細は別稿「相対論的力学」をご覧下さい。
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§10のカウウマンの実験に対するEinsteinの見解については、別稿で引用したジョン・スタンチェルの解説文も参照されたし。
以下の第X章については、別稿「アインシュタイン一般相対性理論への道程(1907〜1914年)」2.でも引用しています。そちらの方が読みやすいです。