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メンデルの法則と、その歴史的背景

1672  グラーフ          ウサギの卵巣中に卵胞(グラーフ濾胞)を発見。
1677  ルートヴィヒ・ハム    ヒトの精子を発見。
      レーウェンフック     ヒトの精子の発見を確認し全動物界にわたって此の発見を追跡。
1682  ヘミア、グルー      花粉雄性雌しべ雌性の器官であるといった。
1694  カメラリウス       植物の性の証明、トウモロコシの雄花を取り除くと種子が生じない。
1760  ケールロイター      花粉の受精を研究、タバコの雑種を造ることに成功。媒介に昆虫が
                   働く事を知る。
1761−1766  ケールロイター 広範な交雑実験および受粉の観察に基づき有性生殖の存在を確認。
1787  シュプレングル      昆虫の受精。
1823  アミチ          花粉管を発見。
1823−1824  ナイト、ゴス、セトン  エンドウマメの交雑実験により優性分離の事例を発見。
1824  ベーア          イヌの輸卵管に卵を発見(哺乳類の卵の最初の発見)。
1826  サジュレ         ウリ科の植物の交雑実験により優性分離の事例を発見。
1830  アミチ          花粉管が子房内をのびて珠孔に達するのを発見。
1831  ブラウン         どの細胞にもがあることを発見。
1848  ホフマイスター      ムラサキツユクサの花粉母細胞の分裂に初めて染色体を見た。
1849  ゲルトナー        タバコ属の植物の交雑実験により優性分離の事例を発見。
1851  ホーフマイスター     植物の世代交代を顕微鏡により追求。
1853  テュレ          ヒバマタの卵細胞の発育には精子の付着が必要。
1854  ニューポート       カエルの精子が卵細胞中に入るのを見た。
1856  ラードルコファー     受精のさまざまな段階での胚嚢形成過程を示す。
1863  ノーダン         対立形質の優性・分離の法則の予感。
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1856−1863、1865  メンデル  遺伝の実験、遺伝の法則の発見。
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1873  シュナイダー       偏形動物について核分裂が記され染色体が見られた
1875  ヘルトヴッヒ       ウニの精子が卵子に進入して受精卵のなかで雄性の核と雌性の
                   核が融合するのを初めて見た。
1876  バルビアニ        核に由来する棒状体が分裂期の赤道板に並びそのひとつひとつが
                   横分裂して娘細胞核を形成する。
1877  シュトラースブルガー   植物の受精過程を解明、高等植物の雄性配偶子においては細胞質
                   を欠いた精核だけが受精する。”すべての核は核より来る”
      フォル          ヒトデの精子が卵の中へはいっていく過程を観察。
1879  フレミング        染色体の形成を観察、有糸核分裂で染色体が縦に分裂するのを見た。
      フォル          動物の受精の全過程が明かになった。雌性前核と雄性前核の結合
                    その本質的過程で卵と精子の大きさの相違は関係ない。
1880頃              コイやイモリの染色体数が数えられる。
1881  バルビアニ        巨大染色体を報告。
1883  ベネーデン        ウマのカイチュウの受精のさい染色体数が配偶子のそれの二倍に
                   なることを発見。
1885  ラブール         休止期にも染色体は存在すると述べた。
1887  ド・フリース       オオマツヨイグサを栽培して交雑実験を行ううち、多くの突然変異体が
                   生じることを発見した。
1887−1890   ボヴェリ、ヘルトヴィヒが動物でシュトラースブルガー、ギニャールが植物で
                    独立に減数分裂を発見
1890−   ヴァイスマン、ヘルトヴィヒ、シュトラースブルガー
                   遺伝質は染色質に局在すると主張。 
1890  ボヴェリ         減数分裂での卵形成、精子形成の関係を示した。
1891  ヘンキン        ホシカメム精母細胞にx染色体を発見(当時はその役割は解っていなかった)
1898 ナワシン、1899 ギニアール 被子植物の重複受精の現象を発見 
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1900  ド・フリース、コレンス、チェルマック  メンデルの法則の再発見。
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1901  ド・フリース      自分が見つけた突然変異が生物の進化の重要な要因であると提唱。
1901  モンゴメリー      減数分裂のさい対合する一対の染色体は両親のそれぞれから由来する
                  ことを半翅目昆虫の一対の性染色体の形態的区別により発見示唆。
1902  ボヴェリ        上記のことを多重受精したウニの不等割球における奇形の発生で実験的に示唆。
      サットン        減数分裂のとき4個の染色分体が分離する組合せがまったく機械的に
                  行われることをバッタの精母細胞分裂の観察から推察し、メンデルの法則
                  を染色体の行動によって説明、連鎖の現象(独立の法則の破れ)を予測。
1901−1906  マクラング、サットン、ウィルソン    性染色体が性分化に関係があることを発見。
1905  ベーッソン、パネット  スィートピーで不完全連鎖を発見。
1905  ウィルソン       性染色体(XO型)を報告。
1909  ヤンセンス       両性類精母細胞の減数分裂にキアズマ像を発見。
1910− モーガン        伴性遺伝を発見して連鎖、組かえの事実を発見。
1927  マラ−         シヨウジョウバエにX線を照射して人工的に突然変異を起こす。
1933  ハイツ、バウェル、ペインター   巨大染色体の再発見。

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